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チーム医療(ちーむいりょう)とは、医療環境のモデルのひとつ。従来、医師が中心となって医療業務を形成していたが、医療従事者がお互い対等に連携することで患者中心の医療を実現しようというものである。 従来型の医療モデルの欠点として、医療従事者がすべて医師の配下に入ってしまって主体性が発揮できなかったり、内科と外科の対立などがあり結果として最善の医療が実現できなくなることがあるという点があった。この関係を水平な構造にし、外科と内科などの医局間の壁を完全に取り去り、それぞれの立場からの提言を互いにフィードバックしながら医療を行うというのがこの考え方である。無論、この構造の中心には患者が位置し、チームの一員として捉えられる。 具体的な方策としては、
などが提案され、一部で実行されている。 ただし、日本の現状では法的にほとんどの医療行為が医師の指示のもとでなければ行ってはいけないとされ、制度面での整備は追いついていない。また、現場でも長年の主従意識は容易に解消できるものではない。 特に様々な意見の反映が求められるガン医療にはとてもチーム医療は重視されている。日本乳癌学会では特にチーム医療を重視しており、単なる医療環境のモデルだけでなく、学会の研究活動としてとらえられている。がんのチーム医療は他の癌腫にもひろがっており、ガン対策基本法案にも推進を記載されている。 また、医科分野だけでなく、医学・歯学・薬学の各分野の関わりにおけるチーム医療も重要である。 |
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