ドメイン
|
|
生物分類学におけるドメイン(domain)とは、界よりも上の、最も高いランクのタクソンである。日本語ではドメインの他に、超界、域、英語ではdomainの他にsuperregnum、superkingdom、empireなどと言われる。
これは、これまでの分類の最も高い階層である界が本来は植物と動物を分けるために設定されたものであったことに由来する。様々な生物の発見により、この分類は改変を受けてきた(五界説を参照)が、原核生物と真核生物の差が、真核生物内部での植物と動物の差より大きいものと考えられるようになったこと、また古細菌の発見によって原核生物内の多様性が想像以上に大きいことがわかってきたことによって、界より上のランクを設定した方がよい、との判断が生まれてきたことによるものである。
タクソンへの分類は、基礎的なゲノムの進化の違いを反映して行われる。生物のドメイン分けはいくつかのやり方が提案されている。例えば次のようなものがある。
- 2ドメイン説-最上位の分類を原核生物(またはモネラ)と真核生物の2つのドメインに分ける。
- 3ドメイン説-最上位の分類を古細菌、真正細菌、真核生物の3つのドメインに分ける。
後者は1990年にカール・ウーズによって提案された最も新しい説であり、次第に支持されている。
これらの分類は、一義的には遺伝子配列の分析データと分岐学に基づくが、さらなる理由付けが期待されている。
3つのドメインの比較
|