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パラミツ(ハラミツ、波羅蜜、ジャックフルーツ、学名:Artocarpus heterophyllus)はクワ科パンノキ属の常緑高木。東南アジア、南アジア、アフリカ、ブラジルで果樹などとして栽培されている。 原産はインドからバングラデシュと考えられている。バングラデシュの国の果物である。 形態常緑の高木で、葉は成木では長楕円形だが、幼木では大きな切れ込みがあり、学名(種小名)のheteropyllum(異形葉)は、こうした成木と幼木で著しく葉の形が異なることを指している。 雌雄同株で、雄花のみをつける雄花序は枝の先につくが、雌花のみをつける雌花序は幹生花と呼ばれ、幹に直接つく。同属のコパラミツ(A. integer)で、非常にユニークな送粉体系が2000年に報告された。コパラミツの雄花序には接合菌コウガイケカビ属の一種(Choanephora sp.)が共生して菌糸体を広げて胞子をつけており、Contarinia属の2種のキノコバエの仲間が飛来して菌を摂食し、産卵する。雌花序には菌は共生しないが、キノコバエは雄花序と同じ臭いに騙されてこちらにも飛来し、雄花序を訪れたときに付着した花粉を運ぶ。雄花序で孵化した幼虫は、ここに繁殖した菌を食べて成長する。幹や太い枝に連なってぶら下がる果実は長さ70cm、幅40cm、重さ40-50kgに達することもある、ときに歪んだ円形から長楕円形で、世界最大の果実といわれる。果実の表面には数mmのいぼ状の突起があり、熟すと全体に黄色になり、強烈な甘い匂いを放つ。果実はクワ科の特徴である集合果で、花序を形成する組織の多くが合着して果実となる。繊維状にほぐれる淡黄色の果肉や仮種皮を食用にする。種子は2cmほどのやや長円形で、これも食用になる。 利用熟した果肉や仮種皮は生で食用にされる。未熟な果実は野菜として、タイ料理、ベトナム料理やインドネシア料理などで煮物などに使われる。種子は焼く、または茹でることで食用にされる。 産地から遠く離れた欧米および日本では、輸入果実を扱う専門店では空輸された生の果実が購入できるが、シロップ漬缶詰、チップス、乾燥果実が一般的である。 葉と根は薬用になる。パラミツの木材は建材、家具、仏像、印鑑の他、ガムランなどの楽器に使われる。また、材は仏僧の法衣などの黄色の染料に使われる。 パラミツは実生から3年で果実をつけることもあるほど生長が早い。 関連項目 |
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