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上高地(かみこうち)とは、長野県西部の飛騨山脈南部の梓川上流の景勝地で、標高約1,500m。松本市域に含まれ、中部山岳国立公園の一部ともなっており、国の文化財(特別名勝・特別天然記念物)に指定されている。 「かみこうち」の名称は本来「神垣内」の漢字表記だが、後に現在の「上高地」の漢字表記が一般的となった。「神垣内」とは、穂高神社の祭神、穂高見命(ほたかみのみこと)が穂高岳に降臨し、この地(穂高神社奥宮と明神池)で祀られていることに由来する。
地形・自然上高地は、北アルプスの谷間にある、大正池から横尾までの前後約10km、幅最大約1kmの堆積平野である。かつて岐阜県側に流れていた梓川が焼岳火山群の白谷山の噴火活動によってせき止められ池が生じ、そこに土砂が堆積して生まれたと考えられている。狭義にはこの平野のうち、観光名所として知られる河童橋の周辺だけを指す場合もある。この高度でこれほどの広さの平坦地は、日本では他に例が少ない。 気候的に山地帯(落葉広葉樹林帯)と亜高山帯針葉樹林の境界線付近の高度に位置しているため、ブナ・ミズナラ・シナノキ・ウラジロモミ・シラビソ・トウヒなど、両者の森林の要素が混在し、更にヤナギ類やカラマツを中心とする河川林や湿原が広がるなど、豊かな植生で知られている。 梓川や大正池には渡りをしないマガモが住んでおり、ほとんどの個体は人を恐れない。ニホンザルも通年住んでおり、冬季は下北半島のニホンザルよりも厳しい条件である当地で越冬する。 最終氷期(ウルム氷期)には、上高地の上部に位置する槍沢と涸沢には山岳氷河が発達し、もっとも拡大した時期には氷河の末端が上高地最深部の横尾にまで達していたと考えられている。 上高地の花歴史
アクセス上高地へのアクセスは、長野県松本市や岐阜県高山市を拠点とする国道158号を利用する。なお、一部地図では通行可能に見える上高地乗鞍スーパー林道の白骨温泉~安房峠間は、現在は閉鎖されており通行できない。上高地への岐阜県側の入口となる国道158号の安房峠は難所であり、九十九折りの狭い峠道を大型観光バスが離合するため、行楽シーズンには大渋滞を引き起こし、また晩秋から春にかけては積雪のために冬季閉鎖されていた。しかし、1997年(平成9年)に安房峠道路(安房トンネル)が完成して交通難が解消されると同時に、高山側から中ノ湯への通年アクセスが可能になった。 安房峠から上高地へ通ずる長野県道24号上高地公園線は、通年でマイカー規制が行われているため、一般車は通行できない。一般車は、長野県側の沢渡か岐阜県側の平湯温泉の郊外にあるアカンダナ駐車場に車を止め、シャトルバスかタクシーを利用して上高地バスターミナルへ向かう(なお、夏から秋にかけての土曜・日曜の一部は観光バスも沢渡・平湯でシャトルバスに乗換が必要となる。マイカー規制についてはこちらを参照のこと)。上高地への入口には警備員がおり、一般車両の誤進入に備えていてる。なお、中ノ湯から上高地までの間は冬季(例年11月16日から翌4月16日だが、積雪状況により前後する)閉鎖されており、この間は徒歩でしか上高地に入ることができない。しかし、照明と歩道を完備した新釜トンネル開通後は、静かな上高地を求めてバスがない時期でも、積雪前及び融雪後の上高地に徒歩で入る人が増えている。ただ、中の湯には一般向けの駐車場が存在しないため、中の湯まではタクシーを使うか松本~高山の路線バスを利用するか、中の湯温泉旅館に宿泊して旅館の駐車場を利用するかのいずれかの方法が使われる。 バス路線は松本電鉄バス・濃飛バスによる松本バスターミナル・新島々~上高地バスターミナル、高山駅(高山濃飛バスセンター)~平湯温泉~上高地バスターミナルなどがある。 みどころ温泉情報発信施設宿泊施設登山対象となる山関連項目
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