黒子

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黒子(くろご、くろこ)

  1. 歌舞伎などで、黒装束を着用し役者の介添や舞台装置を操作する人。本稿で触れる。
  2. 1から転じて、影から裏方に徹する人を指す。後述。

黒子は、歌舞伎で黒装束・黒頭巾を着用して舞台上に現れる人物で、以下の二通りが存在する。黒衣とも。芝居の登場人物とはみなされず、必要に応じて動くのみで演技はしない。また、歌舞伎以来の伝統を下敷きに、その特異な存在感をかわれ現代劇や漫画に登場することもあるが、その場合は登場人物として扱われることが多い。

役者がなる黒子
歌舞伎役者が黒装束を着込んで、他の演者の介添をする。介添の内容は、衣装の早替りの補助、小道具(持道具)の交換等である。介添先の役者の弟子や脇役が担当することが多い。また、差金の先につけた蝶や鳥、ぬいぐるみの動物を操作することもある。
大道具がなる黒子
大道具(の担当者)が黒装束を着込んで、舞台装置を操作する。操作の内容は、舞台に敷かれた幕の撤去、背景の転換などである。

黒子には色違いの装束があり、海や水辺の場面には青装束の波子(なみこ)、雪の場面には白装束の雪子(ゆきこ)となる。

転用

上記の歌舞伎での意味から転じ、「実際にはそこに居るのだが、観客・演者たちの“暗黙の了解”として劇中では『居ないもの』として扱われる存在」・あるいは「表には名前や顔を出さない裏方」といった意味で使われる。
また、歌舞伎での黒子の衣装を纏い、裏方ならぬ堂々と活動するキャラクターとして描かれる場合もある。

関連作品

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